mimizunoBlog

何気ない日々から学びを受け取るブログ

人生の幸福度最大化に必要なのは、自分なりの物差しと素直さ

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Prologue

1. 振り返り

大学を休学してもう少しで1年を迎えようとしている。去年の1月ごろ、どうしても留学に行きたかったから、奨学金の選考で頭がいっぱいだった。1次選考も通過し、2次選考の面接も手応えしかなかったから浮かれていたら、結果は落選だった。

それでもこのまま就活するのは後悔すると思ったから、大学を休学することにした。尊敬する誰かの真似をするように「うるさい、おれは世界で活躍するデザイナーになるんだ!」と言わんばかりの勢いで、東京に行って有名なデザイン会社にインターンさせてくれるようにお願いした。

自分の熱意を伝えたけれど、その人事の人は「その熱意を証明するだけの、物をみせてほしい」と、ただそう言った。

結局、自分には成し遂げたことも、それを証明する物も何もなかったから、仕方なくたまたま合格していたベトナムのIT企業でインターンすることにした。別にベトナムにいくべき理由もなかったけれど、決意を固めて海外に飛び出してみることにした。

しかし、そこでもなかなか折られ、いろいろあって実家の京都に帰ることになり、悲しい出来事があったり、まだまだ短い人生だけど本当に大変な1年だったと振り返って思う。

そんな中、今までの困難や壁にぶつかった時、昔メンターに言われた言葉が自分の心にふと湧き上がってくる。

自分のことをバカだとか思ってはいけない。でも目の前の現実は受け止めなくてはいけないよ。つらいかもしれないけど、一歩ずつ乗り越えていくしかないんだ。

 

2. 嘘をつかない

今年の夏のベトナムにいた時、こんな人になりたいと思うような日本人の経営者の方に出会った。今までの人生で、こんな人になりたいと尊敬するような人が何人かいる。

その人のしゃべる言葉には曇りのようなものが一切なく、人を動かす力みたいなものを感じた。そしてなにより、いろんな人から愛され信頼されていた。

どうしてそんなに人を動かせるような喋り方ができるんですか?と聞いてみたら「そんなの知らねーよw」 と笑われた。しかし、その隣にいた社員の方がこう言った。「〜さんはどんな時でも決して嘘をつかない。だからどんな人にも信頼されるんだよ」

人生における幸せとは

つまらないことで悩んでばっかりだけど、人生における幸せってなんだろうと心のどこかで日々思いながら今年の1年は過ごしていた気がする。過去のブログは気持ち悪すぎて見返さないけど、こんな記事も書いていた。

ベトナムに行ってる際、どうしたら幸せな人生を歩むことができるんだろう... と考える時期があった。そんな時、インテリアデザイナーでブログを読んでから尊敬しているYoko Kloeden(@yokokloeden)さんが紹介していた「イノベーション・オブ・ライフ」を読んだ。(原題は「How will you measure your life?」)

これは、「イノベーションのジレンマ」で有名な(まだ読んでない)ハーバード・ビジネス・スクールのクレイトン・クリステンセン教授が、経営戦略を人生訓に落としこみだ本。

クリステンセン教授は、優秀な学生が大学を卒業するまでは立派な人生を歩んでいたのに、社会に出てから人生を踏み出す人があまりにも多いという事実を目の当たりにしたことから、本書を書くに至ったという。

本書で主張するのは、原題の言葉通り「人生を評価する自分なりのものさしを持つ」ということ。具体的には以下の3つの質問に答えるに当たって、あらゆる側面から本書では考えいく内容。

  1. どうすれば幸せで成功するキャリアを歩めるだろう?
  2. どうすれば伴侶や家族、親しい友人たちとの関係を、ゆるぎない幸せのよりどころにできるだろう?
  3. どうすれば誠実な人生を送り、罪人にならずにいられるだろう?

自分なりのものさしとは、美意識であり良心

これと関連して読んだのが、山口周さんの「世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 」という本。題名がいかにもという感じだけど、単純な自己啓発ではなかった。大枠は以下の3つ。

  1. 論理的・理性的な情報処理スキルの限界が露呈しつつある
  2. 世界中の市場が「自己実現的消費」へと向かいつつある
  3. システムの変化にルールの制定が追いつかない状況が発生している

具体的な内容は、多くの人が論理的なスキルを身につけた結果、世界の市場で「正解のコモディティ化」が発生している。論理的に思考するということはつまり、他人と同じ正解を出すことであるから、必然的に「差別化の消失」を招くことになる。

昨今では、「VUCA」という言葉がよく言われるようにたったみたいで、「Volality = 不安定」「Uncertainty = 不確実」「Complexity = 曖昧」という今の世界の状況を表す単語。

このような時代において、論理的で理性的であろうとすれば、うまくいかない世界になっていると述べている。そこで必要とされるのが、内在的に「真・善・美」を判断するための「美意識」だということ。

美意識とはつまり、道徳や世界観といった個人の内面的な規範。モラルのようなもの。個人的には自分にゆかりある新島襄が信念を持って貫いた「良心 ( conscience ) 」の精神という言葉がしっくりくる。

なぜ、美意識?となるけれど、わかりやすいのが昨年あったキュレーションメディアの問題。医療系サイト「WELQ(ウェルク)」は、人の生命に関わるものであり、信頼性には十分な配慮が求められべきです。

しかし、運営会社は「情報の真偽については、その責を負わない」と逃げて置きながら、検索エンジンで自社サイトのみが表示されるように操作することで、ユーザーが「信頼できる情報源」へアクセスできることを妨害していた点が1番の問題でした。

ここから考えるべきは、グレーゾーンで成功を目指すビジネスモデルを考案した結果、最初は白に近い領域だったのが、利益を追求するうちに限りなく黒に近い領域にシフトしていったこと。 筆者の山口さんはこの部分にこそ、美意識に代表されるような内部的な規範が、全く機能していないことが問題だと指摘しています。

クリステンセン教授も述べているように、多くのエリートがWELQの問題のように、犯罪に手を染めるケースが増えているようです。その原因となっているのが「達成動機」。達成動機というものは「与えられた目標を達成したい」という欲求のこと。

より優秀な人ほど、達成動機が高いということが統計的にわかっているそうで、「高すぎる達成動機」を持つ人は「達成できない自分」を許すことができないために、グレーな行為に走ってしまうという矛盾に至ることが、山口さんとクリステンセン教授が述べていることです。

そこで必要になるのが、「美意識であり」「人生を評価する自分なりのものさし」につながってくるということ。

日本は特に「罪の文化」より「恥の文化」であることが要因の1つかもしれないという指摘にもすごく共感した。罪を犯すことよりも、恥をかかず周りに認められたいという文化が自分にもあるように感じます。そんな中で、自分を評価する具体的にあものさしが必要になる気がする。

正直な人は損か?

自分なりの物差しをもち、嘘をつかず自分に素直に正直に生きること。 これができればいいけれど、果たしてキャリアで成功する上でそれは実現できるのか?それに当たっては、親切な人が最後に勝つという根拠を科学的に解明した実験があった。

親切にしたほうが良い理由を、科学的根拠に基づいて説明しています。

 

動画には、「囚人のジレンマ」というゲームが登場します。とても有名なゲームで、2人のプレイヤーが「defect(裏切り)」と「cooperate(協調)」という2種類のカードだけを使って対戦します。プレイヤーはそれぞれ、カードのどちらか1枚を選んでテーブルに置くのですが、2人とも「協調」を出せば、互いに300ドルの報酬を獲得できます。1人が「裏切り」、1人が「協調」を出せば、「協調」側には100ドルの罰金が科せられ、「裏切り」側には500ドルの報酬が入ります。2人とも「裏切り」を出した場合は、双方とも罰金10ドルを支払います。

 

毎回の対戦を細かく見ていくと、プレイヤーは、自分にとっては「裏切り」が常にベストな選択肢であるとして、自己中心的な姿勢でゲームに挑む傾向が見られます。ところが、科学者らがコンピューターを使った膨大なシミュレーションを実施したところ、親切心に基づいた作戦でプレイしたほうがはるかに効果的だとわかったのです。

 

「やられたら、やり返す」作戦、つまり、相手が「裏切り」を出したら、自分は次の回では「裏切り」を、相手が「協調」を出したら、自分は次の回で「協調」を出す、というやりかたが、総合的に見て一番良い作戦だという結果が出ました。動画ではさらに、自然界や動物界でも同様に、親切心、つまり、自分がしてもらいたいことを相手にしてあげる姿勢が重要な要素であると指摘しています。自分の利益を考えて周囲に注意することも大切ですが、親切にすることも、常に効果的な戦略なのです。

「親切な人」が最後には勝つ? その根拠を科学的に解明

つまりは、どんな人でもとりあえず信じて見る。もし裏切られたら、裏切り返す。そして、相手が寄り添ってきたらこちらもしっかり寄り添うということ。

こんな生き方をしていたら、振り回されてしまいそうだけど、大事なのはどんな人でも最初から相手を疑っていては誰も信用してはくれないということかもしれないということ。今の時代たくさんの情報であふれているから、どんなことでも疑うことは大事だけれど、人と関わる時、まずその人のことを認めてみることを心がけたい。

epilogue

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「アバウトタイム」という映画が好きで何十回もみている。この映画では、主人公が20歳になった時、お父さんから一族の男は20歳になるとタイムトラベルができることを告げられ、その力を使って人生の伴侶である恋人を見つけようとする物語。

お金でもなく、キャリアでもなく、素敵な恋人を探すなんてやっぱ夢物語でしょ、って一見思うかもしれないけど、それが違和感なく進んでいくのがこの映画のすごいところ。タイムトラベルの力を行使する中で、主人公は様々な人生の教訓を学んでいく。

少しネタバレになるけれど、この映画の好きなところは、物語の中盤を過ぎたあたりで、主人公はお父さんからが見つけたタイムトラベルの真の秘訣を告げられるシーン。

その秘訣とは、1回目は普通の人と同じように1日を過ごし、タイムトラベルを使って同じ1日を、同じように2回過ごしてみるということ。

主人公は1回目の1日で、同僚の失敗に何も声をかけられなかったが、2回目では失敗を笑いに変えて励ましてみる。何気ない店員とのやりとりの最後、2回目では笑顔でありがとうと一言加えてみる。ある仕事を終わらせた時、ふと安堵して終わっていたことを、2回目は同僚と名一杯大はしゃぎして喜んでみる。急いで通り過ぎていた景色に、ふと足を止め、2回目は心から感動してみる。

主人公は、1回目は緊張や不安で気づかなかった人生の素晴らしさに、2回目の同じ1日では気づくことができる。

 

もちろん、人生やり直すこともできなければ、生きていればもう経験したくないほどつらいこともある。

スティーブ・ジョブズがしていたように「今日が人生最後の日」だと思って生きることは正直難しい。でも、毎日の1日をまるで未来から帰ってきたとふと思って生きてみると、何気ない1日をよりよい1日にすることはできる。何気ない日常から学びを受け取ることができる。なにより身近な大切な誰かに優しくできる気がする。

自分の心に素直に正直で、他人に優しくあることで、毎日を幸せに生きることができると思う。そして、こうして振り返りを行うことこそが、タイムトラベルするかのように2回目の1日を生きる秘訣だと自分にそう言い聞かせる。

教養なきぼくの超AI時代生存戦略

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個人的なお話

大学を休学した

大学を休学した。それと共に時間がたっぷりできたから、最近流行りのAI系の本を読むことにした。シンギュラリティを迎え、AIによってどんな仕事がなくなるか?というのが、最近のブームであり、メディアも煽っている部分もある。

しかし、「LIFE・SHIFT」によれば、ぼくら20代の若者の半分は、どうやら100歳まで生きることになるらしいから、この変化の大きい時代では、戦略を立てて行動することが求められるだろう。

読んだ本といえば、「日本3.0(佐々木 紀彦/NewsPics編集長)」「すべての教育は洗脳である(堀江貴文)」「LIFE・SHIFT(リンダ・グラットン)」「超AI時代の生存戦略(落合陽一/メディアアーティスト)」などなど。

今回は、本で読んだ知識をまとると共に、自分の経験に基いて考えていること、また、この若い人生のタイミングで、どう行動していくかを整理し、自分に言い聞かせるように書いていこうと思う。

大人達にアドバイスをもらうこと

個人的な話にはなるが、ずっと前からデザイナーという職に憧れていた。そこで、とりあえず休学してしまった僕は、自分で決めた選択が正しいか疑問だったから、半年前にちょびっと東京でのインターンとして働いていた際、お会いした人たちに相談しにいった。

東京にきていた時は、そこまで思わなかったっが、僕の人脈もすくないながらも、何人の方に相談することができ、まさ「ご縁」というものは、ありがたいものだと感じた。

と、同時に話を聞いてみれば、大人達は、厳しい現実を好き勝手いったものだ。

でも、ぼくは「頑張って」と応援してくれる人より、正直に厳しいことを言ってくれる人を大事にしたい。そして、いろんな人に話を聞いたほうがいい。なぜなら、自分の世界は、自分がみたこと、経験したことでしか構成されないからだ。

chibicode.com

同じように、誰かのアドバイスというものは、その人が見たこと、経験したことでしかないから、その事実も把握しておいたほうがいい。

スタートアップ業界では、その人が「何を言っているか」より、「何をやってきて、何をしているか」を見たほうがよいと言われるらしいが、まさにそれと同じだ。

だから、その全てを受け入れる必要はないし、最後に意思決定するのは自分である。それは、素晴らしいようで残酷なことかもしれないけど、おそらく、それが社会に出るということだろう。

ゆとり世代のぼくは、今までまったく意思決定することが少なかった。だから、全て自分で考えて行動することが求めらスタートアップで昨年働いていたが、そこではなかなか苦労したし、その欠如を身にしみて感じた。

また、自分の考えていることを話したり、情報を発信したり、作品を世に出したほうがいい。なぜなら、そうすることで社会のルールや、世の中の反応が帰ってくるからだ。それを全て聞き入れる必要はないかもしれないが、少なくとも、自分がどんな位置にいるのかは把握しておいたほうがいい。

そして何が足りないかを把握し、思考と行動を回し続けるべきだ。少なくとも、情報を発信して損なことはない。しかし、世に作品を出すということは、それなりの評価が返ってくるというのも忘れてはいけない。それはブログやTwitterで何を言うか、というのも同じである。

戦略的なお話

タグ付けで、レアカードになる

ここからは、戦略的なお話をしていこうと思う。その一つがレアカードになることだ。このわかりやすい例としては、ネットで炎上を繰り返しながら、絵本を大ヒットさせるなど、多方面で活躍し、最近話題となっているキングコング西野氏さんだ。

西野さんは、「お笑い芸人」と「絵本作家」を掛け合わせ、いま新しい働き方をしている。そして、このレアカードになるというのは、藤原和博さんの「藤原和博の必ず食える1%の人になる方法」という考え方らしい。

「1万時間の法則」というものがある。これは、特段の才能がない「普通の人」でも、1万時間以上ひとつのことに取り組めば、「100人に1人」の人材になれるというも。これを3つ掛け合わせれ、1/100 x 1/100 x 1/100の人材になるのが、レアカードになるというものだ。

ホリエモンこと、堀江さんは「全ての教育は洗脳である」にて、同じよなことを「タグ付け」と呼んでいる。しかし、堀江さんはこのレアカードになるべき考え方には賛成するが、少なくとも1万時間を3回繰り返す必要はないという。

詳しくは本書を読めばわかるが、例えば、芸能人の厚切りジェイソンは、日本の漢字の変なところを外国人の視点からネタにして、ヒットした。実は彼は、お笑い芸人でありながら、IT企業の会社役員という顔を持つ。

このように、「お笑い芸人」「IT企業役員」「在日外国人」という3つのタグをもつことで、レアカードになった。しかし、この3つ目のタグは、1万時間をかけていないから、このタグはいつでも増やせるというのが堀江さんの主張である。

ぼくはもともとカナダに行きたかったのだが、その中で知っているのは、「高卒なのに海外のバンクーバーで働く」セナさんや、「日本で営業ウーマンだったのに、デザイナーとして海外就職した」Elleさんが、カナダIT界隈では有名みたいだ。

このように、「複数のタグを持つこと」や「〜なのに」というのが、大事な視点だ。ぼくの場合では、安直な考えではあるが、「ベトナムに行って、文系なのにデザイナーになる」というのも一つかもしれない。

とにかく、会社よりも個人が重視される時代に変わりつつあるなかで、この考え方はかなりヒントになるかと思う。しかし、どれも続けるという努力が伴っていることを忘れてはいけない。

ライフ・バランスよりライフ・アズ・ワーク

冒頭の方でも述べたが、「Life Shift」によれば、医療や介護、食が発達し、どうやら20代の半分は100歳まで生きるようになるらしい。そうなると、普通の教育→就職→引退の第3ステージで、65歳に引退しても100歳まで貯蓄はもたない。

また生きる年数が増えれば、求められるスキルも、どんどん変わって行く。

そのため、多様な働き方にシフトするべきというのが、本書の主張だ。例えば、人脈を増やすために世界を旅したり、複数の仕事を持ったり、起業したりするのも、これから増えるという。

確かに一理あるのだが、本書を読み、急にこれを実践するのは、正直かなり難しい。そこで参考になったのが、メディアアーティストとして活動し、筑波大学の助教授を務める落合さんの著書「超AI時代の生存戦略」である。

落合さんは、今まで余暇と仕事のバランスを考える生活「ライフ・バランス」より、プライベートとの区別なく、人生をとおしての仕事「ライフ・アズ・ワーク」を本書で主張している。

つまり、没頭するような仕事をすることだ。今流行っているYoutuberのように、好きなことを仕事すること。また、これからは遊びを仕事にする人が増え、いかにハマるかが重要だと、堀江さんも主張する。

今後の「仕事」では、自分でゲーム的なフレームワークを考えて「遊び」にしていくということが重要になってくる。
超AI時代の生存戦略より

例えばゲームでは、問題と解決と報酬があるから楽しい。スキーをゲーム的に捉えると、「より速く降りるということを問題として、その滑り方を解決し、その報酬として風を切る感覚がすごく気持ちいい」となる。

このように仕事でも、問題と解決と報酬を意識することで、遊ぶようにこなすことができる。そして落合さんは、自分のやっていることを1.「ギャンブル的な報酬」、2.収集欲としての「コレクション的な報酬」、3. 体感的な「心地よさの報酬」と捉えることが重要だと主張する。

逆に、仕事に充実感を覚えず、楽しさが感じられないのなら、この中のどれかが欠けている可能性が高いということだ。

それぞれについて説明すると、1.「ギャンブル的な報酬」は、毎回チャレンジして、競争して、誰かに勝つということが挙げられる。

2.「コレクション的な報酬」であれば、積みあがっていることが「見える」という点が非常に重要で、可視化させたり、わかりやすくさせたりすることが必要になる。

3.「心地よさの報酬」まさに快感を覚えるもの。

ぼくの場合は、例えばブログ一つをみれば、1つ目の「ギャンブル的な報酬」として、バズる記事を書こうとするのも一つ。バズれば結果も報われ楽しいし、バズらなければフラストレーションがたまり、次に頑張ろうとなる。

また、記事を書くことは自分の努力が可視化されるため、2つ目の「コレクション的な報酬」になる。

3つ目に、記事を書くことは自分の考えを世に出すことであり、承認欲求がみたされたり、人から記事を見てもらってレスポンスがあれば単純に嬉しいといった「心地よさの報酬」がある。

これは、ブログのみならず、どんな仕事にも見つけることができ、それを認識し、問題と報酬を意識することが大事である。これから新しい領域を勉強するにあたり、これらを意識して取り入れて行きたい。

教養なきものにイノベーションは生まれない

大学生活では、学問より、課外活動に力をいれた。なぜなら、自分の目標は「自分が本当にやりたい仕事を見つけること」だったからだ。また、就職活動においては「大学で何を勉強したか」よりも、「大学生活で何を学んだか」が求められる。

だから、社会に出ても役に立たない学問は学ばなかった。しかし、少し社会に触れてみると、どうやら世の中は経済学であったり、法学であったり、いろんな学問の領域が根底にあって、成り立っていることを少なくとも感じた。

また、自分が尊敬する人というものは、謙虚で知性を持つ人であり、仕事を通して得た学びは、先代の人々が既に得た気づきや、諺そのものだったのだ。そう気づいたのは大学3年の終わりの頃だった。

mimizunoblog.hatenablog.com

ましてや、デザインというものの根底には、人の心理や、物事の原則に基づいて、デザインされたものが良いデザインと言われるみたいだ。

日本3.0」でも日本人の教養のなさが指摘されていたように、教養の土壌がなければ、おそらくイノベーションは起きない。

別にイノベーションを起こす必要はないかもしれないけど、よーいドンで始めた時に差がつくのは、その人の感性や経験してきたことであり、それらは教養によって磨かれる。

では、せっかくの大学生活を、学問より実学に注いできた僕はどうすればいいのか。それはやっぱり、日々の業務や行動を通して、地道に学んで行くしかない。

事上磨練という考え方にある通り、日々の行動や実践を通じて、知識や精神を磨き修養するしかないのだ。

さいごに

デザイナーとしてのキャリアを歩むにあたって

最後に自分のことについて、もう少し。

未経験ながら、デザイナーとしてキャリアを歩むに当たって、東京の有名なデザイン会社に、働かせてもらえないか一度頼んでみて、話を持つ機会を作ってもらったものの、いい感じにボコってもらった。

どうやらぼくの社会的な評価は、少し意識が高くて、いろいろやってる学生というものらしい。

就職活動では、今まである程度なにかしらやっていたので、いい評価はもらえるかもしれないが、エンジニアやデザイナーという手に職のIT業界では、どれだけ熱意を持っていても、スキルや作品がものを言う世界だ。

今までやってきたことに無駄なことや後悔はなかったけれど、やはり努力を重ねることを怠ったツケがきたと感じた。

では、どうすばいいのか?それはもうやることを絞って、一歩ずつ地道に頑張るしかない。

半年前に東京に行ったが、その情報感度の高さと、切磋できる仲間たち、また定期的に開かれるイベントに優秀な人があつまる現実に驚いた。

そんな環境にいない中で、自分が戦うには、やることを絞り、圧倒的に没頭する必要がある。それについては、上で述べたような仕組みをつくって、着実にこなしていくべきだ。

幸いなことに、今は誘惑が少なく、圧倒的にインプットとアウトプットに注力できる環境にいる。具体的には以下だけでいい。

  • 起きる、食べる、寝る
  • 良いものをみる
  • いろんな人と話す
  • 情報を発信する
  • 筋トレする(体は一番の資本)


「悩むのではなく、考えてください。そして自分の欲しいものを手に入れてください」

そう以前のメンターに言われてから、自分の頭の中で「考える」という機会が増えた。

ゆとり世代のぼくは、すぐに答えとベストな環境を求めてしまう。しかし、人生に正解はない。自分が手に入れたいものを明確にし、日々、思考と行動の両輪を回し続けよう。

とまあ、結局こんな記事を書いても、なんの意味もないのだ。手を動かそう。

自戒をこめて。 by みみずのみずの@mimizunosuguru

ブロガーになったら、憧れの美女とタダで日本1おいしいチーズタルトを食べれた?話

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(この記事は少し長いため、チーズタルトでも食べながらお読みくださいませ)

とある日のTwitterタイムラインにて

先日、ふとTwitterを見ていると、あるつぶやきに目が留まった。


このつぶやきは、塩谷舞さんという方のツイートだ。塩谷さんは、株式会社CINRAを新卒3年間務め、その後フリーランスのWeb編集者として独立している。しおたんとも呼ばれており、ネット業界では知り人ぞしる人物らしい。

インターネットが大好きで、数々のバズ(たくさん拡散されること)を起こすことを得意とし、ちまたではブログ界の炎上家イケハヤならぬ、イケシオと呼ばれてるとかないとか。

僕が塩谷さんを知ったのは、彼女が編集長をしているサイト「miliue」の記事を見たことがきっかけだ。そのサイトを初めて見たとき、デザインがすごく洗練されていて、まるで透き通っているかのような文章がスゥっと入ってきて、なぜこんな文章が書けるのかと、それはもう驚いてから彼女のファンになった。

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milieu(ミリュー)

なにより、美人だ。Facebookも公開している。プロフィール覧を見てみると「交際中」と書いていた。また、退職ブログも書いていたが、その記事をみると1000イイねがついており、美人で素敵な彼氏もいて、みんなからも応援され愛されているのだから、人としても本当に素敵な人なのだな、と勝手に想像した。

いつのまにか、ぼくは塩谷さんのファンになっていて、いつかはお会いしたいな〜と思っていたところ、先ほどのツイートを見たのだから、反応せずにはいられない。なにやら京都のブロガーであれば、チーズケーキをただで食べれるらしい。これは好機だ!今すぐDMを送ろうと体が反射していた。

(・・・これはDMするしかない!!!)

しかし、ふと手を止めた。

確かにぼくは、京都の学生でブログを書くことをたしなんでいる。しかし、自分のことをブロガーと思ったことはなく、書くとしても月に1記事ほどだ。

最近は少し更新頻度も多くなったが、大学生活で読んだおすすめ本をまとめたり、英語の勉強法をまとめたり、幸せが何かわからなかったから幸せに生きるための「TED TALK」をまとめたりと、つまらないまとめ記事ばかりである。

しかも調べてみると、今回塩谷さんが募集を募っているのは、あるお菓子のポスターコンテストの審査会らしい。応募された350作品の中から、厳選された作品のクリエイターが集まり、入賞の表彰と懇談会が催されるようだ。


ぼくはパーティーや懇談会が嫌いだ。パーティーというものは、楽しむ人がいる一方で、部屋の隅っこには乗り切れない人がいるのが常である。

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大抵パーティーやイベントを楽しめるのは、知り合いや共通の友達が多い人か、パーリーピーポーである。ぼくも何度かそういうイベントに参加した経験があるが、あまりよかった記憶はない。

(・・・やめておくか…)そう思った。

しかし、ふと考えて見た。ぼくはこの好機を逃すのか?もしこの機会を逃せば、あの憧れの塩谷さんにもう会えないかもしれない。

もうちょっとよく考えれば、これはポスターのデザイン審査会である。実は大学を休学し、未経験ながらデザイナーを目指すことになったぼくであったが、この発表会がきっかけで、素敵なデザイナーの方と巡り会えるかもしれない。

人生とは、選択の連続だ。バタフライエフェクトという言葉がある。これは『ブラジルでの蝶の羽ばたきはテキサスでトルネードを引き起こすか?』という講演の題名からきている。

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つまり、すごく簡単に言えば、蝶の羽ばたきが台風を起こすかのように、ふとしたキッケケが大きな出会いにつながることもある、くらいの意味だとぼくは勝手に解釈した。そしてそれは行動したものにしか与えられない。どうやら人はその巡り合いを「ご縁」と呼ぶらしい。

そういえば、ホリエモンこと堀江さんも著書「ゼロ」にて、大切なのは「ノリの良さ」だと述べていた。

ノリの悪い人は、人生の波にも乗れない。 もちろん血肉となるような経験も得られず、自信にもつながっていかない。 シンプルに考えればいい。 すべては「ノリのよさ」からはじまるのだ。 ゼロ(堀江貴文)

やりたいことが見つからない学生に、一歩を踏み出す勇気こそが大切なのだと熱く語っていた。すべては「ノリのよさ」からはじまるのだ。

しかし、そもそも「ブロガー」とはなんなのだろうか?ブロガーを名乗るのに、正式なPV数というものもない。

そういえば、昨今「ブロガー」という言葉が流行る一方で、それ以上に話題になっている「ユーチューバー」のヒカキンさんのことを思い出した。ユーチューバーといえばヒカキンというほど、日本Youtube業界の親分であるヒカキンさんだが、先日「Youtuberってなんなのさ?」って動画を出していた。

そう、あのヒカキンさんでさえ、彼自身もYoutuberがなんなのかわかっていないのである。では、ブロガーやYoutuberになるには、どうしたらいいのか?

考えた結果、ぼくの結論はこうだ。自分がその肩書きを名乗ったときから、それは始まるのである。つまりブロガーは、ブロガーを名乗ったときからブロガーなのである。そして、今日からぼくはブロガーだ!

人生は短い。必要なのは待つ勇気などではない。一歩を歩き出す勇気である。断固、美女とチーズタルトを食べたいという不純な理由で、一歩を踏み出すのではない!自分のキャリアの可能性を広げるため、新しい人生の可能性を広げるため、この一歩を踏み出すのである!

そう思い立って塩谷さんにDMを送ったのは、あのつぶやきを見つけて約9分後のことだった。

さすが塩谷さんだ!

塩谷さんにDMを送るとすぐに返事が返ってきた。どうやら、まだブロガー枠の定員は埋まっていないらしい。また、聞いたところ会場は京都の祇園四条から少し離れた、清水五条にあるカフェで開催されるみたいだ。

そこは、以前ぼくが勤めていたIT企業からすぐ近くの場所であった。この近くは熟知していると思っていたが、このカフェのことは知らなかった。

さすが塩谷さんだ! 祇園四条という観光客と人で溢れる場所ではなく、少し離れた、しかしアクセスの良い隠れたカフェを予約するとは…

その何分かした後、Twitterをみると、塩谷さんがTwitterでまたつぶやいていた。


さすが塩谷さんだ!募集してすぐに他の京都のブロガーから応募があったらしい。さすが約2万人近いフォロワーを持つ発信力・影響力の強さである。

日本で一番おいしい?BAKEのチーズタルト

こうして、憧れの美女に会い、チーズタルトをタダで食べるチケットを手にすることに成功…じゃなくて、ポスターコンテストの審査会に参加することになった僕は、さっそくそのチーズタルトのことを調べることにした。

ブロガーたるもの事前の情報収集は欠かせないのである。調べてみると、そのチーズタルトは「BAKE」という商品名らしい。

20170415024452 BAKE CHEESE TART | 焼きたてチーズタルト

もうちょっとよく調べてみると、ぼくはそのチーズケーキを実は知っていたことがわかった。

というのも、よく四条から寺町通りを上がっていくと、なにやらタルトを売っているらしきお店に、たくさんの女性が並ぶ列をたびたび目撃していたからだ。

しかも値段をみると、小さなタルト1つに200円ときたものだ。よくもまあ、こんな小さなスイーツのために並ぶものだなーと、いつも思っていたが、まさかこのお店だとは思わなかった。

結構念入りに調べてみると、この株式会社BAKEのすごいところは、1ブランド1商品という、シンプルなビジネスモデルらしい。通常スイーツのお店といえば、ショーケースにいくとものスイーツが並んでいるのもだが、BAKEでは一つのチーズタルトしか売っていない。

そのため、製品コストを下げ、とことん美味しさを追求することができる。 www.bake-jp.com

代表である長沼さんは、「東京で、お菓子屋さんのスタートアップを立ち上げる」と決意し、神宮前の小さなマンションを借りて、1人でBAKEという会社を立ち上げた。

新卒で入った丸紅をやめ、マンションの一室を借り、Aibnbを利用して部屋を貸しながら、資金を保っていたそう。

そんな中、たまたま泊まりに着ていた、21歳のアメリカから来たエンジニアに仕事を手伝ってもらったことがきっかけで、ここまで成長したそうだ。なんともストーリーに溢れるすごい会社だった。

また、現在はタイでも販売され、国民的スイーツにもなったそうな。まさに日本を代表するチーズタルトだった。

ついにイベント当日!

BAKEの下調べをしっかりと終え、ついにイベント当日になった。ドキドキしながらも、京都の清水五条にある、とある隠れカフェに到着した。

入ってみると、もう開始直前というところだった。そしてついに、あの塩谷さんが!!!(写真右上)

勇気を持って、話しかけると「あ、〜大学のブロガーの!」とちゃんと覚えてくれており、それはもう感無量だった。ブロガーを名乗ったばかりだが、塩谷さんにブロガーと呼んでもらったからには、もう一流のプロブロガーといっていいだろう。

どうやら、軽い軽食と、お酒が飲めるみたいだった。 20170416184414 こんな感じでジュースにお酒

20170416184413 ビール・ワインも飲み放題

20170416184415 軽食と

20170416185623 そして、あのBAKEのチーズタルトと対面!!!

ブロガーと名乗るだけで、タダ飯とお酒と、日本を代表するチーズタルトも食べられるなんて、すごい時代になったものである。

そして座ることになったのが、ここ。 20170416185312

なぜか一番前!いろいろ間違っている!実際後ろには、たくさんの作品応募者の方がいた。たかが名乗ったばかりのブロガーなのに、申し訳なさが尋常でなかった。

20170416184409 でも、塩谷さんを一番前で拝めるから、それはそれでいいことにした。

そして、塩谷さんから今回の応募作品の紹介が始まった。

さすが塩谷さんだ!ぼくは席を移動してないのに、写真を取られる角度が決まっている。

話を聞いてみると、今回の企画は、BAKE CHEESE TART京都寺町店を題材とし、京都の方々・京都に観光に来た方々に「BAKEが気になる!」と思ってもらえるような、ポスターの募集だったらしい。

見事、受賞されたポスターは、実際に四条河原町の駅構内などに掲示される予定らしいから、すごい。そして、グランプリにはタルト1,000個(もしくは15万円)を贈呈されるとのこと。タルト1,000個がかかっているために、会場もそれなりの雰囲気である。

ポスターを審査してくださるのは、日本の広告・クリエイティブシーンで方々で活躍する方々である。

デザインに関して言えば、ぼくが学びたいのは、問題解決としての「デザイン」だったから、クリエイティブでアーティスティックなイメージのポスター審査会は、難しいものなのかなと思っていた。

しかし、これがかなり勉強になり、話を聞いてうんうんと感心してばかりいた。

例えば、こちらの作品。BAKEの温もりをうまく表現した作品だ。審査員の方もかなり褒めていた。しかし、今回のテーマは「四条河原町の駅」に張り出すポスターである。そのため、京都感がなくてはならないが、それが伝わってこないとの指摘があった。

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制作:山内昌憲さん・井駒一絵さん

また、このポスターでは商品の中身がわからない。BAKEのチーズタルトが大変有名になったら、みる人も想像できるが、それが良くない点だったという。しかし、この温もりの表現の仕方は絶賛されていた。

一方で、こちらはBAKEをメダルに見立てて、大切な人に贈る提案をしているポスターだ。

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制作:田中康紘さん・高橋浩太さん

こちらも京都感が出てないのが惜しいとのことだったが、このポスターの良いところは、ベイクのチーズタルトを人にプレゼントするという視点で捉えたところだ。

というのも、ベイクのチーズタルトは1個216円だが、6個買うと1242円で50円お得になる。これは、チーズタルトを家族で一緒に食べたり、大切な人に送ってほしいという思いがあったためらしい。

その視点をうまく捉えたのが、このポスターであった。なるほど。デザインには全て理由があるとはいったものだが、とても勉強になった。

そして、今回激戦をくぐり抜け、見事グランプリに輝いたのはこちらの作品。

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制作:鈴木伸也さん・百合佐織さん・大坪侑史さん(Plus D)

京都らしさをしっかりと表現し、ベイクのイメージカラーと、ベイクを食べた時の感想を、ストーリーに仕立て表現したそう。おめでとうございます!

優勝したのは、こちらのお二人。グランプリにはタルト1,000個、もしくは15万円を選ぶことができるのだが、なんと1,000個にするとのこと。

もしかしたら、タルトパーティーが開かれるかもしれないため、京都のブロガーは要チェックである。その他の作品はこちらから。

懇談会

審査会が終わると、懇談会のお時間となった。勇気を振り絞り、憧れの塩谷さんに話しかけようと思ったが、塩谷さんは終始忙しそうにして、暇を見つければスマホをいじいじしていた。

さすが塩谷さんだ!おそらく他のお仕事の連絡で忙しいのだろう。また、インターネットに生きる彼女は、常にTwitterやネットの情報を調べているにちがいない。

忙しくしているところを、話しかけるのは気が引けたが、今回ブロガー枠で参加している他のお二人とお話しできた。陶芸をやりながらブログを書くゆきがおさん(@yukigao_22)と、元不登校&引きこもりで、ブログ/WEBライター/出張撮影もやっているなかかずさんだ(@kaz_volley

2人とも知り合いで、ブロガー仲間らしい。ゆきがおさんに関しては、作品展を開催するためにクラウドファンディングにて、資金調達に成功している。まさに、お二人とも「ブロガー」である。

他に審査員の方に話しかけてみようとしたが、やっぱり気が引けた。なぜなら、今回の主役はポスターの応募者である。そして彼らには作品がある。ぼくには何もなかった。まさに自分は、名ばかりのノースキル文系デザイナーでしかなかったのだ。

20170416184416

そんなことを思っていると、塩谷さんの場内アナウンスが聞こえた。なにやら、このお店にはテラスがあり、外に出ていいらしい。

さすが塩谷さんだ こういう類の場が苦手な人のことを考え、逃げるところがある場所をチョイスしたのだろう。まったく、かゆいところにも手が出るものだ。

20170416184417 テラスに出てみた。

20170416184419 その日の月は綺麗で、京都の鴨川が見えた。今は桜の季節で、夜桜を見ながら酒を片手に楽しむ人達や、カップルが2人で幸せそうに座っているのが、ここからも見えた。ぼくの心は完全に冷え切ってしまったが、京都の空はそんなぼくにも平等に光を照らしてくれていた。

後日談

20170416194036 ただ飯とお酒、チーズタルトまで食べさせてもらったので、再度帰り際に、塩谷さんに挨拶することにした。ぼくが1回お辞儀すると、その3倍ぐらいの勢いで、塩谷さんにお辞儀し返された。

20170416194041 さすが塩谷さんだ!美人でこんなにも謙虚だから、みんなに愛されるわけだ。ちょっと軽くお話をしようと思ったが、「レポート記事、拡散するので楽しみにしてます!」言いながら、お土産のBAKEのチーズタルトを突き放されるかのような勢いで渡された。

20170416194042 そういえば、イベント中も「今日はブロガーの方が3名来てくださっていますが、写真撮影は大丈夫ですか?」と、無駄に3回ぐらいアナウンスしていた。遠回しに、ブログ書けよお前ら?といわんばかりのプレッシャーである。

20170416194038 さすが塩谷さんだ!バズのためには、使えるものは徹底的に使うプロ意識である。僕はそのアナウンスを聞くたびに「ぼくはブロガーじゃない、ぼくはブロガーじゃない」と心で唱えながら、会場の隅っこに逃げていた。

20170416194039 しかし、おみあげまで渡されてしまったら、もう逃げるわけには行かず、この記事を書いている次第である。

普段は、イベント系レポートはしないのだが、記事をバズらせ、塩谷さんを喜ばせたいという勢いでここまで書いて来た。もちろんBAKEさんにも塩谷さんにも、記事を書けとは一言もいわれてない。

しかし、ここまで書いて既に15000字である。こんな長文を読んでくれている人がいるのかは、疑問である。

どうやら同じく会場に来ていた、陶芸ブロガーのゆきがおさんは、イベントの2日後にブログを更新していた。

しかも、はてな人気エントリーに入り、Smartnewsにも掲載されたらしい。つまり、「バズった」のだ。記事を見た所、さすがブロガーという感じである。キラキラと優しさで溢れていたから、ぼくには到底真似できない、って思った。やはり、ぼくにブロガーは向いてないのだろう。

しかし、ぼくはインターネットの可能性を信じている。

もし、ここまで読んでいる方が仮にでもいるのであれば、記事の最後で、はてなブックマークかTwitterのボタンをポチッとしてほしい。あわよくば「さすが塩谷さん(しおたん)!」とコメントしてくれたっていい。

塩谷さんは最近NHKにも出演したらしい。だから言われなくても、わかっているとは思うが、「なんかしらんけど、みんなゆってるしやっぱり私ってさすがやな!」となるはずだ。

そう思ってくれただけで、ぼくはあの時、あの一歩を踏み出してよかったと思えるであろう。そして、一歩を踏み出すことの大切さを誰かにわかってもらえたら、これ以上の幸せはない。(どうか皆さまシェアを…はてブを…)

20170416194223 話がそれてしまった。どうやら、BAKEのチーズタルトは、冷やしても凍らしても美味しいらしい。オーブントースターで、少し温めても、サクッと感が再度楽しめるみたいだ。せっかくだからと、冷蔵庫と、冷凍庫に入れておいた。

20170416194801 なんか、もっときれいに写真は取れる気がしたが、ぼくはありのままの姿を伝えたいのである。きっとBAKEさんもわかってくれるだろう。

20170416194900 結局、塩谷さんとちゃんとしたお話はできず、ぼくの心は完全に冷え切ってしまったが、BAKEのチーズタルトは、凍らしてもチーズケーキのようで、美味しかった。

さすがに6個も食べきれるわけもなく、残った分は、親友のダンボーと、家族にあげることにした。

みんなおいしいと喜んでくれ、家庭も盛り上がった。普段は親不孝なぼくだが、京都に寄った際、たまには家族におみあげを買ってあげるのもいいなって、思った。

ぼくの心も、少し温かくなった気がした。

人生をドラクエのように、幸せに生きようと思った話

20170327234628 (Facebookの方でも報告しましたが、こちらにも記載しておきます。 *エモいです。)

4月から大学を休学し、ベトナムのIT企業にて長期インターンすることになりました。知り合いの方の助けもあり、未経験ながらデザイナーとして新たにスタートを踏める機会を得ることができ、本当に感謝です。

来期から大学4年生の年になるため、周りはバリバリ就活をしたり、留学の準備をしたり、Facebookで卒業の写真をアップしている一方で、ぼくは家に篭って本を読んだり、どうやったら幸せになれるのかなーとつまらないことばかり考えながら孤独を噛み締めてました…笑

思えば半年前は、人で溢れる渋谷を走り回り、いろんな人に会って、正直完全に東京で消耗してしまった僕だったので、今となればこんな時間も必要なのだと思います(しかし、東京で出会った方は、心温かい人ばかりだった….)

ちょうど4年前の今頃、赤本で対策しまくり、5個も受験して、なんとか1個だけ第一志望の立命館大学に運で合格した僕は、その年入学し、今年2017年に卒業することをわくわく夢見ていました。

しかし、いざ4月1日のクラス分けテストに行くと、座席表に名前がなく、大学受験に成功したのに、魔の浪人期間に突入するという人生最大のエイプリルフールを経験するなんて思いもしませんでした。

でも、別に大学でやりたいことなんてなかった僕が、結果的に浪人してまで、入学することができた同志社大学だったので、「人生の目標」というものを見つけるために、コミュ障でビビリなりに、これがきっかけでなんとか行動してこれたのだと思います。

先輩に誘われ営業の学生団体みたいなものを作って、ひたすら1年電話をかけまくったり、2年目はフィリピン留学とプログラミングスクール、ベトナムインターンに行って、英語とITとビジネスに触れ、3年目はスタートアップなるキラキラしてる様に見えて、実は泥臭いものも約1年間経験できました。

やっている時は「これ本当に自分がやるべきことなのか?」と迷うことも多々ありましたが、振り返ってみれば、幼稚園から高校までなんとなくサッカーだけしかやってなかった僕には、どれもかけがえない経験で、どの活動にもたくさんの学びと気づきがあったのだと、今思います。

結局大学3年間を終え、人生の目標なんて見つかりませんでしたが、最近はもっと人生のいろんなことを楽しみ、かつ身近な人を大事にすることこそが、幸せに生きるヒントなのではないかと思うようになりました。

ドラクエで言えば、ただ魔王を倒すために、100Lvを目指し、魔物を倒しまくるのではなく、いろんな街を冒険し、立ちはだかる中ボスを倒すため、呪文を覚えたり、武器を揃えたり、一個ずつレベルアップすることに喜び、たまにはツボを割ってアイテムを見つけたり、新しい仲間と出会ったり、チョコボレースしたり、その一つ一つを楽しむことが大事なのだと思うのです(最後ゲーム違う←)

もちろん、魔王を倒すという人生のミッションを見つけたのなら、それに向かって突き進めばいいのですが、それがなければ、自分に足りないものや経験を求め、どんどん旅する様に環境を変えつつ目の前のことを頑張り、自然や読書を愛し、その中で自分が取り組みたい社会の課題を見つけたなら、それを頑張るのも1つだと思うのです。(もちろんコロコロやることを変えるのは良くないけれど。)

大学生活では、いろいろとやって来たけれど、やはり環境やコミュニティーというものはとても大事で、特に先輩や師、仲間といった「人」の存在というものが、自分を変え、学びを与えてくれるのだと、身にしみて思うばかりです。だから、これからも恐れずどんどん行動に移していって、身近な人を大切にしようと思う次第です。

とここまで、達者なことを書いて来ましたが、未だにノースキル&文系だし、これからの活動がどうなるかもわからなく不安しかないし、1つ行動するにもビビりな僕ですが、この時代の日本に生まれた時点できっと幸せだし、可能性はどこにでも転がっていると信じて、楽しみつつがんばります。

というわけで、大変長くなりましたが、同年代の友達は卒業おめでとうございます!同回生のみんなは就活応援してます。。。。ぼくも頑張ります! まだまだ未熟なぼくですが、どうぞよろしくお願いします。

これからの人生を歩んで行くための自戒と教訓

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Mind

  • どうすれば楽しくできるかを考える
  • 懐疑的であること
  • 見えない人・事を、心配するより、身近な人、目の前の事を大切に
  • 祈りを忘れない
  • 笑顔を大切に
  • 可能性はどこにでも広がっている
  • 人生に無駄なことはきっとない
  • 自分はどう生きたいのか考える
  • 譲れない何かを持っておいた方がいい
  • 心の開放度を90%にすること
  • 相手の立場に立って考えてみる

work

  • 人にしっかり頼る
  • できないことは、できないとはっきり言う
  • 常にメモする習慣を
  • 悩むのではなく、考える
  • 後回しにしない(お金、返事)
  • わからない時は、一番それに詳しい人が誰かを考え、聞く事
  • 一度で理解しようとしない。何度も見て、経験することで得られることがある
  • 相手に何を与えられるかを考える
  • 批判や指摘を受けた、したいとき、一歩引いて考える
  • 行動をするとき、どんな選択肢があり、それを選んで、どれだけの効果が期待されるかを考える
  • 情報を得る時は、そのソースや誰が書いたのかに注意する。世の中は情報で溢れている
  • 誰かにアドバイスをもらう時、その人は自分の経験則で話しているから、すべてを鵜呑みにしてはいけない
  • 誰かに間違いを指摘されたり、自分の考えを否定された時、チャンスと思うこと

大学生活で100冊読んだ僕が、20歳の時出会っておきたかった本〜おすすめ15冊厳選

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大学に入るまで、読書といったものをほとんどしてこなかった。読んだ本といえば、ファンタジー小説のハリーポッター、ダレンシャン、あとサッカーが好きだったから漫画化もされた「龍時」というサッカー小説ぐらい。(しかし、中でもハリーポッターは全巻夢中になって何周も読んだ。)

そんな読書嫌いなぼくだったけど、大学に入ってから多少なり本を読むようになった。きっかけは、人生変えたいなーという勢いで購入した、自己啓発本の王道である「夢を叶えるゾウ」を読んだこと。幼稚園から高校まで、部活のサッカーしかしてこなかった僕が、その本に出会って、読書の楽しさを知り、本を読むのが好きになった。

結論から言えば、本を読んだからといって、夢も見つからなければ、自分も見つからないし、人生だって変わらない。しかし、人生の中で、行動し、アウトプットした時、読書で学んだことがヒントとなることがいっぱいある。

読書は時に、モチベーションの起爆剤となったり、自身の過去の経験から学びを見出したり、先人たちが培った知恵や経験を教えてくれる。

今回は、大学で100冊近く本を読んだぼくが、できるだけ悪書を避け、有益かつ人生の幅を広げてくれるであろう本を15冊選びました。読書嫌いな新入生でもきっと楽しめるはず。もし「この本もおすすめだよー」というものがあれば、教えていただけるとすごく喜びます。

(タイトルは、「20歳のときに知っておきたかったこと」のオマージュです。オマージュです。)

20歳のときに出会っておきたかった本15冊

1.学問のすすめ 現代語訳

誰もが知る一万円札の福澤諭吉が書いた「学問のすすめ」の現代語訳。題名は知っているけど、実際読んだことはない人は多いと思う。しかし、今読んでも内容は衰えることはない。古典にあたるが、現代語訳されたこの本は読みやすく、20歳の読書嫌いでもきっと読めるはず。福沢諭吉は、役に立ってこその実学を学ぶべきという主張には少し驚いた。学問というものに疑問を感じる人におすすめ。

学問のすすめ-現代語訳(福沢諭吉)

2.ミライの授業

同じく、学問についてのジャンル。こちらは「僕は君たちに武器を配りたい」の著者、瀧本晢史さんが14歳のこれから未来を作る世代に書いた本だが、成人が読んでも遜色ない。エジソンなどの過去の偉人から、ハリーポッターの著者のJKローリングまで、未来を切り開いてきた人達から、未来は自分で切り開いていけることを学べる1冊。これからの世代は、いろんなものが機械に変わると危惧されているが、そんな中でも希望をもらえる。

ミライの授業(瀧本 哲史)

3.アルケミスト

世界で最も読まれた本のベスト10に入ったベストセラー。主人公の羊飼いである少年サンチャゴが、前兆に従って宝物を探し旅をする。この本の良いところは、主人公が旅をする中で、その経験から人生の学びを教えてくれること。これを読めば、生きているうちに世界を回らずにはいられない。間違いなく人生の教科書になった。強くおすすめ。

アルケミスト―夢を旅した少年(パウロ コエーリョ)

4.裸でも生きる

最貧国バングラディッシュで、途上国発ブランド マザーハウスを起業した山口絵里子さんのノンフィクション自伝。イジメや、大学受験、そして、発展途上国での起業にいたるまでのお話。最貧国でのすさまじい腐敗と格差、そこで待ち受ける過酷や裏切りにあっても、「なんでそんなにがんばるの…?」と、自分の苦労や悩みがちっぽけにみえてしまほど、凄まじい内容。でも、そんなに頑張っているのに、山口さんの笑顔は素敵。この本のテーマ(MEME)は「君はなんでそんなに幸せな環境にいるのに、やりたいことをやらないんだ?」ということ。最初は自分も疑って読んだけど、決してよくあるお涙頂戴の素敵なサクセスストーリーではない。けど人生で初めて本を読んで、目から水がボロボロ落ちてきた。

裸でも生きる――25歳女性起業家の号泣戦記(山口 絵理子)

5.知的複眼思考

ロジカルシンキングでおすすめしたい本の一つがこちら。ブログ「読書猿」さんでオススメされていた本だが、読んでみて素晴らしかった。学問とは、問いを立て、学び論じていくこと。つまり、問いの立て方を間違えれば、議論の方向もずれてしまう。そんな時に必要とされるのが、物事をステレオタイプのように、1つの面から捉えるのではなく、複数の視点で見ることのできる複眼思考を身につけることだ。

知的複眼思考法 誰でも持っている創造力のスイッチ(苅谷 剛彦)

6.言葉にできるは武器になる

自分の考えを言葉にすること。それは思った以上に難しい。もし自分の伝えたいことがうまく伝わっていない時には、聞き手は、言葉遣いが下手だと思うより、言いたいことが薄っぺらだなと思うように、人格に対する評価をする。それだけ、言葉は思った以上に力を持ち、言葉にできることは武器になる。本書は電通の一流コピーライターの梅田さんが、小手先のテクニックではなく、自分の意見であり、『内なる言葉』をどう磨くかをアドバイスしてくれる。どんなコミュニケーション本よりもおすすめの一冊。

「言葉にできる」は武器になる。(梅田 悟司)

7.自分の頭で考えよう

元マッキンゼー出身で、有名ブロガーちきりんさんの一冊。ちきりん論争といわれるまで、ちきりんさんの発言が炎上したりと色々あるが、情報で溢れるようになった現代で、いかに情報を鵜呑みにせず、自分の頭で考えることができるかを学べる。様々な社会の問題を通して、考える練習ができるため、ロジカルシンキングの入門としても良い。同シリーズの「マーケット感覚を身につけよう」「自分の時間を取り戻そう」もおすすめ。

自分の頭で考えよう(ちきりん)

8.考える技術・書く技術

たくさんの文章テクニック本があるが、論理的に考え、書く技術を身につけたければ、これ一冊で十分かもしれない。すこし難解だが、一読の価値あり。

考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則 (バーバラ ミント)

9.なぜ日本人は、こんなに働いているのにお金持ちになれないのか?

本書は、元証券会社の著者が、リーマンショックを機に「お金とは何か?」を学ぶために世界を旅した物語をまとめた一冊。タイトルと内容が若干違いがあるも、世界を周り、お金の仕組みや、お金とは何なのかを学ぶことができる。社会に出る前に一度は読んでおきたい。

なぜ日本人は、こんなに働いているのにお金持ちになれないのか? _21世紀のつながり資本論(渡邉賢太郎)

10.好きなようにしてください

仕事は人生の大半を占めるものだから、慎重に選びたいし、今の仕事が楽しくなければ、転職も考えるだろう。本書は、「大企業とスタートアップで迷っている」や「学生の内に起業すべきか」など、様々なケースのキャリア相談に対して、企業戦略の教授を務める著者が答える。面白いのは、どんな質問にも「好きなようにしてください」と答えた後、筆者からの考えを聞き、真剣な内容なのに、時には思わず笑ってしまう。仕事について悩む人は、きっと心が楽になるかも。

好きなようにしてください―――たった一つの「仕事」の原則(楠木 建 )

11.LIFE SHIFT

本書は、2017のビジネス書グランプリで1位を受賞した。現段階の研究では、今の20代の50%は100歳まで生きるという研究が出ている。そうすれば、従来の教育→仕事→引退の3ステージであれば、100歳まで生きるには75歳まで働かなくてはならない。そんな時代100年生きる時代で、どのようにキャリアの戦略を立てるか。真剣にこの問題に向き合っている人がどれだけいるのだろうか。20代、30代は読んでおかなくてはやばいと思うほどの内容だった。前作の「ワーク・シフト」も必読。

LIFE SHIFT-ライフ・シフト(リンダ グラットン)

12.魔法の世紀

現代の魔法使いと呼ばれ、研究者でありメディアアーティストの落合陽一さんの一冊。テクノロジーの発達により、多くの仕事がなくなると悲観的な声も多いが、本書を読めば、なぜか未来に前向きになれる。20世紀までの「映像の世紀」から、機械によって再構築される「魔法の世紀」へと変わっていく未来が楽しみになった。同著者の 「これからの世界をつくる仲間たちへ」は、小学館出版ということもあり、とても読みやすくなっている。こちらを読んでから本書を読むのもおすすめ。

魔法の世紀(落合陽一)

13.食べない人たち

本書を読んだときは、すごい衝撃を受けた。まさか、世界に食べないで生きる人がいるとは。しかし、食べ物で溢れ、必要以上にいつでも物を口にできるほど豊かになった時代で、本当に1日3食は必要なのだろうか?本書では、「食事とは、ヒマを潰すための最高の手段である」とまで言われている。今一度、食べることについて考えたい。

食べない人たち -「不食」が人を健康にする」(秋山 佳胤)

14.未来を拓く君たちへ

著者は、多摩大学大学院教授で、シンクタンクの代表を務める真っ当な人間である。そんな著者が、「悔いの無い人生を生きるためはどうすべきなのか」を問いかけ、真っ直ぐに向き合う。たくさんの自己啓発本があるが、こんなにもメッセージ性と愛に溢れる本は他にない。題名は少し硬いが、とても読みやすく、心から本書に出会ってよかったと思える1冊。

未来を拓く君たちへ(田坂 広志)

15.道は開ける

最後は、知る人ぞ知るデール カーネギーの1冊。1999に発売され、今でも愛されるづける自己啓発本の原点といわれる本書に外れはない。悩みある人、全ての人におすすめ。中でも「今日、一日の区切りで生きよ」という教えは、辛い時でも楽に生きるコツの一つだ。合わせて「人を動かす」も読んでおきたい。

道は開ける(デール カーネギー)

最後に

本を読めば、あたかも頭がよくなり、物知りになった気がしてしまうが、読書を過信してはいけない。なぜなら、それはあくまで自分が経験したことではないからだ。知識は、自分でアウトプットした時、血となり肉となる。

しかし、世の中には、知っているか知っていないかで、大きな差がつくこともある。そして、事前に知っていたからこそ、対処できる事だってある。

だから、たくさん良い本を読もう。古典を読み、先人たちが培った知識を学ぼう。そして、毎日の生活に活かしていこう。読書が人生をより豊かにしてくれることは間違いない。人生は日々学びなのだ。

by みみずのみずの(@mimizunomizuno

100年生きる時代で、いかに戦略を立て幸せに生きるか〜LIFE SHIFT

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先日、「Life Shift」を読みました。この本は2012年に出版された「ワーク・シフト」の続編です。前作「ワーク・シフト」のテーマは「テクノロジーの発達によって、仕事や働き方がどのように変わるか」というものに対し、本作は「誰もが100年生きうる時代で、どのように私たちは生きて行くか」をテーマにしたものです。

なかなか文量も多く、読むのは大変でしたが、読んだ感想としては、「20代、30代は読んでおかないとやばいぞ…」と思うほど、これからの変化の激しい時代で知るべきことが書かれていた気がしました。

分量も多く、たくさんのことが書いていましたが、結局のところ本書の主張は、これからの時代に必要なのは、どれだけ不確実性を予測し、対応することができるかということです。

この変化の多い時代で、当たり前だったものはどんどんそうではなくなります。そんな中で生きていけるのは、どれだけ変化に対応し、失敗を恐れず試行錯誤できる人です。

そして、それに必要なのは、いかに常識を疑い、最悪を考え、リスクと向き合うことができるか、ということでしょう。

例えば、サッカー日本代表の長谷部誠は、著書「心を整える。」で、「常に最悪を考える」ことを意識していると言っています。2010年の南アフリカワールドカップ、日本はリーグ戦を2位で通過し、決勝トーナメントの初戦でパラグアイと当たりました。0-0のままPK戦になり、惜しくも敗北してしまいました。その敗北が決まった瞬間が以下の写真です。

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(引用:http://hatenanews.com/articles/201007/1387)

一番左にいるのは、本田圭佑ですが、敗北が決定した瞬間うなだれています。そして、その隣にいるのがキャプテンを務めた長谷部です。彼の顔は、敗北を悔やむよりは、むしろ清々しく見え、チームの誰よりもいち早く前を向きました。それができたのは、長谷部が常に最悪を考え、よりよいアクションを起こすには、どうすればいいかを考えていたからです。(詳しくは本書にて)

長谷部のように、常に最悪の事態を考え、リスクを考えること。それが、どんな結果になってしまっても、いち早く次の行動に移り、未来を切り開くために必要なことだと思います。

この「LIFE SHIFT」では、これからの時代で、予測される働き方、社会の動きを予測し、どんなことが起こりうえるかが書かれています。これは決して、予言の書というものではなく、どう戦略を立て生きて行くかのヒントになる本です。特に若い世代の方はオススメです。

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

ライフシフト〜100年時代の人生戦略

今世界は、ITの発達により、より豊かになっています。そして、なによりわかっているのは、私たちの寿命がこれまで以上に長くなることです。研究によれば、いま先進国で生まれる子供は、50%を上回る確率で105歳まで生きることが明らかになっています。

いま20歳の人は100歳以上、40歳以上の人は95歳以上、60歳以上に人は90歳以上生きる確率が半分以上あるという。これはSFの話ではないのに、この現実に正面から向き合う人はまだまだ多くありません。しかし、世界ではこの現実を受けとめ、動き出している人が多くいます。

この100歳まで生きるという事実には、1つの問題点があります。それは、仮に今までの、3ステージ(教育→労働→引退)のまま100歳まで生きるとした場合、65歳で引退しても100歳まで、資金が持たないということです。100歳まで生きるのであれば、当然その分の資産がさらに必要になります。

100歳まで生きるとして、勤労時代の毎年所得の役10%を貯蓄し、引退後は最終所得の50%相当の資金で毎年暮らしたいと計算すれば、80代まで働く計算になってしまいます。

つまり、100歳まで生きるという長寿の恩恵が、まるで呪いのように死ぬまで働き続けなくてはいけません。この問題に向き合うにはどうすべきかというのが、本書では様々な視点で解説されています。

具体的には、以下です。

  • 新しい職種とスキルが登場する
  • 金銭的資産と同じくらい、非金銭的資産が必要になる
  • 人生は3ステージ化から5ステージ化する
  • 変化が当たり前になる
  • 人生の新しいステージが現れる
  • レクリエーション(娯楽)から、リ・クリエーション(想像)が重要になる
  • 一斉更新が終わり、「エイジ」と「ステージ」がイコールでなくなる
  • 選択肢を持っておくことの価値がます
  • 若々しく生きるようになる
  • 家庭と仕事の関係が変わる
  • 実験(生き方)が活発になる
  • 人事制度をめぐる戦いが始まる
  • 政府が取り組むべき課題も増える

その中でキーワードとなるのが、「人生のマルチステージ化」、「無形資産」、「自己主体感」です。では、それぞれまとめていきましょう。

ポイント
  1. 人生のマルチステージ化
  2. 無形資産
  3. 自己主体感

1.人生のマルチステージ化

人生のマルチステージとは、いままでのような 教育→仕事→引退という3ステージでの人生を選ぶ人が減り、より多くのステージからなる人生を選ぶ人が増えるということです。

その新たなステージが、「エクスプローラー」「インディペンデント・プロデューサー」「ポートフォリオ・ワーカー」の3つのステージです。

エクスプローラーは、旅をしたり、経験を積み、社会の見聞を広める。インディペンデント・プロデューサーは、キャリアを外れ、自分で職を生み出す。ポートフォリオ・ワーカーは、キャリアを外れ、自分で職を生み出す、いわゆる起業家。最後のポートフォリオ・ワーカーは、同時にいくつもの活動に関わるというもの。

これかの、ステージが3ステージのいずれかの期間に入ることが多くなり、若い世代は何度もそれぞれの移行を繰り返すと言っています。

では、なぜこれらのステージへの移行が必要になり、増えていくのでしょうか?なぜなら、冒頭で述べた通り、仮に100歳まで生きるとすると、老後の資産をためるためにそれだけ長く働く必要がでてきます。しかし、3ステージのままであれば、キャリアの終盤では変化が激しい中、いままでのスキルが役に立たなくなり、働く場がなくなってしまうからです。

それには、資産を貯める、新たなスキルをつける、新たな仕事に就くための人との関係(人脈)を気づく必要があるのです。

では、次にそれらの資産について説明していきましょう。

2.無形資産

寿命が100年になる時代には、マイホームや現金や銀行預金といった「有形資産」だけでなく、目に見えない資産の「無形資産」が重要になります。

もちろん有形資産のお金も大事ですが、私たちはたいてい、やさしい家族、素晴らしい友人、高度なスキルと知識、肉体的・精神的な健康に恵まれた人生を「よい人生」と考えるからです。この無形資産は、「生産性資産」「活力資産」「変身資産」の3つに分かれます。

1.生産性資産

人が仕事で生産性を高めて成功し、所得を増やすのに役立つ資産になる。スキルと知識が主な要素。

2.活力資産

肉体的・精神的な健康と幸福のこと。健康、友人関係、パートナーやその他の家族との良好な関係なことが該当する。

3.変身資産

自分についてよく知っていること、多様性に飛んだ人的ネットワークをもっていること、新しい経験に対して開かれた姿勢を持っていること、などが該当する。

これらの無形資産が、有形資産と同じくらい重要になります。長寿化が進むと3ステージでは、仕事の割合が比例して増えるため、お金以外の無形資産を気づくのが困難になるのです。だからこそ、先ほどの3つのステージの移行が頻繁になるといいます。

面白いのは「変身資産」の、自分についてよく知っていること、つまり、アイデンティティーを築いていくことが、ステージを変えて行く中で重要になってくるという本書の主張です。

というのも、ステージの移り変わりをするを決意するには、自分が何に価値観を置いているかが意思決定の指標となるからです。自分にビジョンや、軸があれば、この意思決定がスムーズに行くというわけです。

だから、エクスプローラーとして、若い時期に世界を旅することも重要だと述べられています。しかし、注意したいのは、ただ観光や旅行だけにとどまらず、現地の人と関わり、自分の知見を広めることに意味があるということです。

3.自己主体感

ここまで述べてきたように、寿命が100年の生活をよりよく生き延びるには、3ステージの人生から脱却し、無形の資産のマネジメントを行い、人生の設計を大きく変更する必要があります。

しかし、これだけでは十分ではなく、必要になるのはお金の管理です。そこで重要になるのは、「自己効力感(自分ならできる、という認識)」「自己主体感(自ら取り組む、という認識)」です。特に、この自ら取り組むという「自己主体感」が重要になります。

適切な資金計画を行うには、この2つの要素を備えている必要があるといいます。なぜなら、人は誰もがセルフ・コントロール(自己抑制)に苦労しているからです。

経済学者が唱えた「双曲割引」という概念があります。人は、遠い将来のことには比較的辛抱強いが、近い将来のことにはせっかちである、というものです。

例えば、今すぐ100ドルもらうのと、来週105ドルもらうのでは、多くの人は前者を選ぶ。 しかし、1年後に100ドルもらう場合と、1年1週間後に105ドルもらう場合を提示した時、多くの人は、後者を選ぶ。

このように、私たちは短期的には忍耐がなく、長期的には忍耐芯を発揮できるというものです。(問題は遠い将来が近づいてきた時に、長期計画が近い将来の問題になり、せっかちになってしまうこと。)

そこで、引退後の蓄えを十分にしない人が多いのは、まさにこの現象が原因だといいます。

そこで、重要になるのが「自己主体感」であり、本書で進められているのは「未来の自分に責任を持つこと」を常に意識することです。つまり、未来の自分が隣に座っていると想像し、「70〜80歳になったときの私は、いま私が下している決断を評価しているだろうか?」と自問することです。

これを考えた時、ガンジーやスティーブ・ジョブズは、まさに理に叶っていたといえるでしょう。

「Live as if you were to die tomorrow. Learn as if you were to live forever. (明日死ぬかのように今日を生きなさい。そして、永遠に生きるかのように学びなさい。) ガンジー

 

毎朝、鏡の中の自分に問いかけてきた。「もしも今日が人生最後の日だとしたら、今日やろうとしていることをやりたいと思うだろうか?」と。NOと答える日が何日も続くようであれば、何かを変えなければならないということだ。」 スティーブ・ジョブズ

さいごに

変化の激しいこの時代、たくさんの当たり前が、そうでなくなっていくでしょう。その変化に対処するには、不確実性をどれだけ考えるのも一つです。しかし、やはり未来に何が起こるなんて、誰も予測できません。

だからこそ、今この瞬間を生きる。未来の自分が隣にいると考え、今の行動は果たして本当にすべきことなのか意識する。そんなことから、一歩ずつ変わっていけるのだと思うのです。

どうしても、未来に悲観的になってしまうことも多いですが、今この瞬間を楽しみ、未来を切り開いていきましょう。

by みみずのみずの(@mimizunomizuno)