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大学生のぼくがスタートアップのビジネスサイドで2ヶ月働いて学んだこと

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こんにちは。ぼくは4月から京都にあるスタートアップと言われる起業したばかりの会社で、エンジニアのインターンとして働いおり、この8、9月は東京展開のためのビジネスサイドとして東京にて活動していました。この2ヶ月間は様々な体験をすることができたので、その節目としてここに記録したいと思います。伝えたいことは「答えのない問題を考えること」「成長することとは?」「人に与えられること」の3つです。

答えのない問題を考えること

ビジネスにおいて必要不可欠なKPIとKGI

ビジネスを展開するにあたって重要なものがあります。それは「KPI」と「KGI」です。1年前のぼくにはまったく関係ない用語でしたが、インターンして東京で活動していると「今やっている会社のKPIとかって何かあるの?」とよく聞かれ、おどおどしてしまいました。

なかなか自分の言葉で説明するのはなかなか難しいので、下記を引用することにします。

KPIとは「Key Performance Indicator(キーパフォーマンスインジゲーター)」の頭文字を取った略後で、日本語では「重要業績評価指標」と訳され、目的を達成するための過程を計測するための中間目標を指します。

最終的な目標を達成するためには、様々な過程を経ていかなければいけません。その最終目標を達成するために不可欠な過程をを洗い出し、過程をどのくらいの状態で通過できれば、最終的な目標が達成できるか、そしてしっかりとクリア出来ているかどうかを数値で計測するのが「KPI」です。

(引用: https://ferret-plus.com/1868#p2 )

つまり1つの組織においての大きな目標値を達成するために、必要となる過程の中間目標値がKPIであると言えます。一方その大きな最終目標値がKGIです。

KGIとは「Key Goal Indicator(キーゴールインジゲーター)」の頭文字を取った略語で、日本語では「重要目標達成指標」と訳されます。

「Goal」と入っているとおり、KGIは最終目標が達成されているかを計測するための指標のことです。

KGIは曖昧な指標では意味を成さないため、誰でも公平に判断できるよう時期と具体的な数値を設定し、明確な判断基準としておくことが基本となります。

例えば「お客様の満足度を上げる」という目標はKGIとしては不明瞭です。

お客様の満足度を上げてリピート率や客単価をアップさせることが目的なのであれば、KGIは「1年後までに、リピート率を20%から40%に増やす」「半年後までに客 単価3,000円から4,000円に増やす」と設定するべきです。(引用: https://ferret-plus.com/1868#p2 )

極端な例でいえば「今日の夜までにカレーを作る」という目標があるとすればそれはKGIで、必要になるのは「夕方までには材料を買う」となるでしょう。材料がなければ目標は達成できないので、これがKPIになります。このようにビジネスを展開していく上でKPIとKGIは重要な目標設定であり、それぞれのメンバーが中間目標値となるKPIを追って活動していきます。僕自身もこの2ヶ月間はKPIを追って活動していました。

この2ヶ月間はぼくにとってたくさんの経験ができたものの、その活動はとても大変でした。なぜならば「自分の頭で考える」という点においてとても苦労したからです。というのもスタートアップにおいては、各自が自分の頭で考え行動していく必要があります。大企業やある程度成長した会社では、いわゆる上司がいてその指示にしたがって行動していくのだとぼくは思っていますが、人数が少ない起業したばかりの会社では各自が自分の数字であるKPIを追い、それを達成するために何をするかを自分の頭で考える必要があります。その答えを教えてくれる人はいません。

またもう一つ大変だったと思うことは、「自分と比べる人がいない」ということでした。東京においては、自分1人で施策を広げていましたが、自分のやっていることが正解かもわからず、またそれを確かめるために競う相手もいませんでした。

ぼくは2年前、営業の学生団体で活動しており、その時も個人が追うべき数字がありました。営業はあくまで個人の活動ですが、少なくとも周りには同じ商材を売るために競い合う仲間がいました。そして自分より数値が上の人がいればそれに追いつくように努力することができ、また自分より数値が下の人がいればそいつよりは成果を出せていると確認することができます。

ぼくは営業をしている際は、自分のことを負けず嫌いで、それがいいことだと思っていましたが、それはあまり意味のないことかもしれないと今回感じました。本当の負けず嫌いは自分の設定した目標にいかにこだわることができるかだと思います。自分の周りと比べそれに負けず嫌いになったところで、それはもっと広い世界で見たとき、まったくの自己満足でしかないかもしれません。

ぼくはこの2ヶ月、自分に課されたKPIを達成するために必死でしたが、何度もうまくいかない経験をしました。そして「なんで自分はこんなにできないんだ」とネガティブになっていました。しかし大事なのは、なぜできなかったかを考えて自分に負けず

嫌いになり、行動していくことだったのだといま思います。

最近レールから外れ、大学を中退して起業した人の話でかなり盛り上がってますが、ぼくもレールというものは少なからずあると思います。先生に教えられ、同じ目標に向かって競い合い、かならず正解がある学校教育で育ってきた僕は、答えのないビジネスでとても苦戦しました。でもだからこそ、それが今の自分にとって足りないものなのだと気づくことができました。それはこれからの人生を考えていくことでも同じなのだと思います。

ぼくは目の前のことを一生懸命がむしゃらにやっていましたが、それだけでは足りませんでした。大切なのは自分が達成すべき数字や、欲しいものを手に入れるために何が必要なのか考え、そしてそれを達成するためにはどんな手段があって、どれが最適なのかを考えること。ゴールから逆算することであり、PDCAサイクルを回すというのはそういうことなのだと学んだ気がします。それをできているかは別として。

成長ってなんだ?

自分の経験を発信していると、「頑張っているね」「成長してるね」と言ってくれる人がたまにいます。しかし、僕自身はなにかを成し遂げた経験があまりなくて、「こんな成果を出した」とか「こんなことができる」とはっきり言えるものがまだなかなかありません。

また僕はよく「自信がないね」「ネガティブなの?」とよく言われます。そこでそれを変えるために何人かの方にもらったアドバイスは「成功体験を生むこと」でした。なにかで成功してきた経験が自らの自信を積み重ねていくことができるからです。そのためこの2ヶ月間はなんとしても何かの形で成功体験を生むことで必死でした。しかし、今回あまり良い結果を残すことができず落ちんでいました。

しかし、落ち込むことは全く意味のないことで、じゃあその経験を次にどう生かすかが重要だと知りました。誰も最初から成功する人はいないし、ビジネスを行っていく上では、幅広い見識や実体験が不可欠であると実感しました。

幸い日本社会では、「努力したこと」そのものを評価してくれるみたいです。就職活動でも大学で何を学んだかよりも、大学生活でなにを頑張ったかを聞かれる場面が多いといいます。

でも成果を出すという点に関しては厳しくしてくれる人が身近にいました。やはり社会では結果が求められます。人が何かを評価する際に見るのはやはり結果や数値です。だからこそ、この学生生活でたくさん挑戦して失敗し、それを学びとできるのは幸いなことなのかもしれません。でも次にぼくに必要なのは何かをした経験などではなく、成果を出すことです。

人に与えられること

この2ヶ月間ほんとにいろんな人に出会い、いろんな人に助けやアドバイスをもらいました。それなのに自分はなにも与えられるものがありません。またこうして自分のやってきたことを失敗とするならば、関わってくれた人もいい気持ちにならないのだと気付きました。

自分の施策があまりうまくいってないと、かなりぼくは落ち込んでいました。しかし、自分がこのようにネガティブになっているせいでチームの雰囲気を壊していることに気付きました。また自分の数少ない仲間や友達の中で励まし助けてくれる人がいるのに、自暴自棄になってそれに対して何も感謝を伝えず、知らずのうちに相手を傷つけてしまうこともありました。本当に情けないなと思いました。

それらを振り返ってどうすればいいかを考えた時、今の自分が精一杯できることは、相手がくれたものに感謝し、ちゃんとありがとうを言うことだと感じました。今は何も与えられないにせよ、相手が自分を気遣ってくれたことに対して感謝を伝えることが精一杯の恩返しだと思いました。

あとはちゃんと毎日を楽しむことだなと思いました。暗い人と一緒にいても楽しくないし、だれも寄ってこない。未来ではなく今をもっと生きないといけないなと恥ずかしながら感じました。。。笑

これから

これからは1ヶ月京都でエンジニアとして勉強し直すことにしました。言語はiPhoneアプリをつくるSwiftです。いろんなことやりすぎだろーって怒られるかもしれませんが、今までの経験を生かして1つのことに絞り精進していきたいと思います。1ヶ月で1つのアプリをリリースできるレベルまで頑張るので、一緒に頑張れる仲間募集中です。こんな記事書いてないでコード書けと言われそうですが、いろいろ気持ちを整理するために文章を書きました。自己満足な部分も多いですが、発信することで助けてくれる人や、間違っている部分を指摘してくれる人がいるので、考え方が間違っているとかあればコメントいただければ幸いですm(_ _)m

これから読む本

 教えてください、あなたは何をするのですか / その激しくかけがえのない一度きりの人生で (メアリー・オリバー)

少しだけ読んだけど上の1節が心に残った。途中まで読んだことあってその時は同じことしか言ってないやんけー(/--)/~┻┻ 彡となったが、今読めばもっと大切なことを学べるはず。

 さっき読んだけど、とてもよかった。なにかを身につけていく上で大事なことが書いてあった。もう一回読みます。イケハヤさんもおすすめで、セブで活躍されてるフリーランスのマナブさんも一押し。

manablog.org

せっかく入学した同志社大学の設立者である新島襄の人生を学ぶ。読むの挫折しそうだけど、「良心の精神」を勉強する。

ぼくの文章力は本当にひどい。。何回も読み直します。 

 孤独を極めて成長する。でもいろんな人に会うことも忘れずに。

さいごに 

東京で出会った一人一人の方、そして今まで支えてくれた方、心配してくれた方、励ましてくれた方、厳しくしてくれた方、本当に感謝します。これから精進していき恩返しできるように頑張ります。

僕がインターンとして関わっている会社のアプリは関西限定でしたが、現在β版として東京でも使えます!よければぜひ使ってみてください!

詳しくはこちら

app-flamingo.com

ではでは。みみずのみずの